IT6500シリーズはワイドレンジ・大容量直流電源です。定格出力電力内で広範囲な電圧、電流設定の組み合わせが可能です。1Uサイズで1.2KW容量の高密度実装を実現しています。RS232/USB/RS485/LAN/CAN通信インターフェースを標準装備します。マスター・スレーブ方式の設定で直/並列運転し、電力/電流/電圧が拡張可能です。分解能は最小1mV/1mAに達し、低リップル・低ノイズです。調節可能な立上りエッジと降下エッジ(1ms-24h)、IT6512、IT6513、IT6500CはDIN40839とISO16750-2規格に準拠する自動車エンジン起動波形を内蔵し、カーエレクトロニクス分野で活躍します。
· スイッチング方式
· 高分解能と高精度
· 低リップル・低ノイズ
· 直流電子負荷機能内蔵*1
· 双方向電流出力機能・双方向電流シームレス切替機能*1
· 直流電源出力モード:CV、CC、CP
· 直流電子負荷モード:CC、CP*1
· 可変抵抗出力*1
· マスタースレーブ直/並列接続運転、自動電流分割
· シーケンス機能
· 太陽バッテリI-Vカーブシミュレーション機能*1
· CC/CV優先モード機能*1
· スルーレート可変機能
· 直流電源OVP,OCP,OPP保護機能、Vsense逆接保護
· 直流電子負荷OCP,OPP,OTP保護機能*1
· アンチ・リバース保護機能(オプション)
· 外部アナログ制御インターフェース標準装備
· リモート・センシング機能
· スマート型ファン、省エネ
· USB/RS232/CAN/LAN標準装備
*1:IT6500Cシリーズだけ備える
同じ種類の製品中で広範囲の電圧及び電流使用率を備え、アプリケーション範囲を大いに広げます
型番IT6512を例として、1200Wの電力、出力値は80V/60A内で調節可能、電圧と電流の変化率を自動で制御し、一台だけで従来の80V*15A、20V*60Aなどの多くの機種を代替でき、お客様の重複投資を低減します。
マスタースレーブモードの設定で直/並列運転し、電力/電流/電圧が拡張可能
IT6512で3台を並列で使用する例では、マスター機とスレーブ機はRS485インターフェースで接続されます。一台をマスターに設定し、他はスレーブ機となります。PC本体と接続する場合は、USB/RS232/RS485インターフェースを経由して通信します。プラグラムよりマスターを制御すれば、スレーブを制御する必要がなく、マスターは電圧と電流を自動的に分配します。これは通信接続経路を大いに簡素化します。
自動車用試験機能搭載
IT6500シリーズの一部の機種はDIN40839とISO16750-2規格に準拠する自動車エンジン起動波形を内蔵し、車載の電装装置などが車載環境で使用可能を試験し、シミュレートできます。12Vと24V起動電圧波形を内蔵します。本機ではエンジン起動時に機器が不具合を起こさないか、供給電圧の不連続性や電圧低下、リセットシミュレーションなどの試験をシミュレートできます。