144kW Regenerative Power System-ITECH電源/電子負荷総合メーカー

IT6000B 回生型・双方向大容量直流電源

IT6000Bシリーズは、双方向電源とフィードバック負荷を、わずか3Uボリュームの装置に集積します。1つのボタンで、双方向電源とフィードバック負荷を自由に切り替えることができます。独立型双方向電源としてソースの役割を果たし、電力を供給できるだけでなく、独立型フィードバック負荷として電力を吸収し、消費されたエネルギーをクリーンな方法でグリッドに戻すことができ、標準的な二重象限機能を備えています。

IT6000Bシリーズ全体は、最大2250Vまで6つの電圧レベルで利用できます。マスター・スレーブモードで並列接続、アクティブな電流分担に対応し、電力は最大2 MWまで拡張できます。関数発生器内蔵により、任意の波形を自由に生成し、USBコネクタを介してLISTファイルをインポートして波形を生成できます。高い信頼性、効率的なセットアップ、高い安全性、豊富な測定機能を持ちます。

IT6000Bシリーズは、高出力バッテリー、自動車用電子機器、グリーンエネルギー、高速試験などの分野で広く使用されています。包括的な機能、優れた性能、広い適用シナリオを備えた製品シリーズです。

製品カタログ
映象

Operational video

Product description
製品取扱説明書
関連技術文章

製品特性

♦バイポーラ電源とフィードバック負荷を1つのパネルで集積し１つのボタンで切り替える可能な2Way使用です

♦ 単体で144KWまで、並列接続で 2 MWまで拡張可能

♦ 電圧出力範囲：0～2250V

♦ 電流出力範囲：0～2040A

♦ 高出力密度、3Uボリュームで最大18kWに達する可能

♦ 双方向エネルギー転送、象限間シームレスなスイッチング

♦ 制御ループ優先モードの設定に対応、異なるループ速度が設定可能

♦ DIN40839、ISO-16750-2及びISO21848の標準的な自動車電力グリッド用電圧曲線の組み込み

♦ 効率的なエネルギーフィードバック

♦ 太陽電池マトリックスI-V曲線シミュレーション機能に対応

♦ 関数発生器内蔵、任意の波形生成に対応

♦ 出力インピーダンスが調整可能

♦ 包括的な保護機能付きで、OVP・±OCP・±OPP・OTP・パワーダウン・単独運転保護に対応

♦ USB/CAN/LAN/デジタルIO通信コネクタの内蔵、オプションとしてGPIB/アナログ量&RS232を用意

機能及び特徴

ソースロード機能　ワンボタンで切り替え

た、パネルにユーザーフレンドリーなファンクションキーが設けられたため、ユーザーは簡単にIT6000Bを双方向プログラマブルDC電源として、またはエネルギーフィードバックDC電子負荷として使用できます。これにより、ユーザーのためにデバイスの設置スペース、コスト、及びテスト対象物に接続するのにかかる時間を節約できます。

双方向エネルギー、シームレスなスイッチング

IT6000Bシリーズは、双方向電源とフィードバック負荷機能を組み合わせています。従来の電源や負荷とは異なり、正と負の電流スイッチング時に一時的なジャンプとインコヒーレンスが発生しません。IT6000Bシリーズは、ソースとロード電流モードの高速なスイッチングを可能にする標準的な高速双方向電源として、出力電流と吸収電流間の高速で連続したシームレスなスイッチングを実現し、電圧または電流のオーバーシュートを効果的に回避できるため、バッテリーやバッテリーパック、バッテリー保護ボードなどのエネルギー貯蔵装置のテストに広く使用されています。

高エネルギーフィードバック効率

IT6000Bシリーズは、回収した電気エネルギーを熱の形で消費する代わりに、工場でそれを直接使用する独自のエネルギー回収機能を備えています。その変換効率は最大95％に近く、ユーザーの電力コストを大幅に削減するだけでなく、エアコンや高価な冷凍システムの使用を必要としないので、ノイズを減らします。ほとんどの電子負荷は、エネルギー消費型負荷であり、高い電気代に加えて、発電中に大量の二酸化炭素、二酸化硫黄、窒素酸化物、その他の温室効果ガスまたは有害ガスが発生し、環境に悪影響を及ぼします。IT6000Bシステムを使用すると、電力消費を削減できます。これにより、費用を節約できるだけでなく、温室効果ガスと有害ガスの排出量も削減できます。

太陽電池マトリックスのシミュレーション電源

IT6000Bシリーズは、オプションとしてSAS1000太陽電池マトリックスのシミュレーションソフトウェアを使用すると、太陽電池マトリックスのI-V曲線を正確にシミュレートでき、組み込まれたEN50530、Sandia、NB/T32004、CGC/GF004、CGC/GF035のSASモデルを通じて、ユーザーはパラメータを簡単に設定するだけで、PVインバーターの静的・動的な最大電力追跡パフォーマンスをテストするためのI-V曲線出力のシミュレート及びレポートの作成を実施できます。ユーザーは、さまざまな気候条件下でのPVインバーターの長期最大電力追跡パフォーマンスをテストするために、最大4096ポイントをシールドするI-V曲線を編集し、動的な雲による遮蔽の効果を実現したり、さまざまな光照射と温度での100本のI-V曲線をメモリに保存し、各曲線の実行時間と実行順序を設定したりすることもできます。

さまざまな標準的な自動車用電力グリッドのための電圧曲線の組み込み

自動車の電子機器は、車両の起動時及び運転時に電源過渡が発生することがよくあります。テスト対象物がこれらの実際の過渡に耐えることができることを確保するために、ユーザーはテスト中に最悪の場合の電力過渡状態をシミュレートする必要があります。業界の関連規格により、IT6000Bシリーズは、DIN40839、ISO-16750-2、SAEJ1113-11、LV124及びISO21848の標準的な自動車用電力グリッドのための電圧曲線が組み込まれており、ユーザーは、自動車始動時の電圧降下及びさまざまな自動車用電子部品のテストパルス波形を直接呼び出し、関連する自動車用電子部品の性能をテストでき、12V・24V・48Vの電圧レベルを選択可能です。

CC&CV優先順位機能

IT6000Bシリーズは、ITECHからのCC/CV優先順位の考え方を引き続き、ユーザーによる長期テストにおける最も困難な問題の解決に役立ち、高速やオーバーシュートなしの電源の適用シナリオをより柔軟にします。ユーザーは、CC /CVループの応答速度とループ動作モードを選択し、出力が電圧高速モードまたは電流フリオーバーシュートなしモードのどちらであるかを決定できます。高出力集積回路試験、充放電試験、軍用・自動車用電子機器などの電源過渡シミュレーション及び特性評価に適しています。