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ワイドレンジ出力
IT-M3900Cシリーズは全25機種をラインアップします。出力電圧は10V〜1500Vで、最大出力電流は1020Aです。ワイドレンジ出力設計は、従来の固定レンジ出力直流電源よりも多くの電圧と電流の組み合わせを提供します。たった1台の双方向電源で幅広いアプリケーションに対応できるため、電力システムの構築が容易になり、同時にスペースを大幅に節約できます。
高効率の電力回生機能
IT-M3900Cは高効率で省エネ、環境にやさしいエネルギー回生機能を搭載し、最大回生率は95％です。回生時に位相、電圧、周波数をリアルタイムに検出する自動グリッド検出システムを搭載しています。電気代や空調・冷凍設備のコスト削減、騒音低減だけでなく、二酸化炭素排出量の削減や環境保護にも貢献します。
双方向電流シームレス切替
IT-M3900Cシリーズは、直流電源と双方向直流電源と回生型直流電子負荷機能を1台にまとめ、連続的に電流出力の供給と吸収を行います。電力を供給するソース機能と負荷電流を吸込むシンク機能の両方が可能です。出力電流と吸収電流を高速かつ連続的にシームレスに切り替えることで、効果的に電圧または電流のサージを抑制できます。従来の電源および負荷テストソリューションと比較して、購入コストを節約するだけでなく、スペースを節約し、デバイスの接続操作を大幅に簡素化します。
アプリケーション:マイクログリッドテスト
マイクログリッドは、小さな電力システムであると同時に、代表的な分散型発電機能システムであると言えます。
そのため、機器メーカーであれ、専門の電力網研究機関であれ、シミュレーションテスト の要件を満たしている必要があります。
♦IT-M3900Cは太陽光発電シミュレーションソースとして、太陽電池アレイとソーラーパネルのI-V曲線を正確にシミュレートして、インバーターに電力を供給し、太陽光発電インバーターをテストできます。
♦IT-M3900Cはバッテリーシミュレーターとして、バッテリーをシミュレートしてインバーターに電力を供給するだけでなく、エネルギー貯蔵
♦のテスト要件も満たします。コンバーター（PCS）や各種蓄電デバイス、OBC/BOBCの試験ニーズにも対応できます。
♦IT-M3900CはLV123/LV148等の標準的な自動車波形を内蔵して、自動車の電気特性テストに適用できます。
バッテリーシミュレーション機能
独自の双方向設計と可変インピーダンス出力により、バッテリーの電圧、容量、内部抵抗、SOCをパネルからすばやく設定できて、バッテリーの充電および放電特性をシミュレートできます。オプションのBSS2000バッテリーシミュレーションソフトウェアを提供します。共通パラメーターを設定することにより、バッテリ曲線を自己定義できます。また、バッテリーの初期容量を設定して、さまざまなバッテリーステータスでのDUT特性を検証できます。BSS2000はmatlabバッテリーモジュール或いはcsvファイルのインポートをサポートします。実際のバッテリー特性を再現できます。
ソーラーアレイ・シミュレーション
IT-M3900Cは最大電力点追従（MPPT）を内蔵しており、PVアレイ/モジュール/セルの最大電力点追従試験用に太陽電池カーブシミュレーションを提供します。また、太陽電池マトリックスのI-Vカーブを正確にシミュレーションするための太陽電池マトリックスシミュレーションソフトウェア「SAS1000」もオプションで用意しています。PVインバータの静的・動的最大電力追従性能、また、最大4096点の任意I-Vカーブを編集してダイナミックな雲影効果を実現したり、異なる光・温度条件のI-Vカーブを100本メモリーし、各カーブの実行時間や順序を設定して、異なる気候条件下でのPVインバータの長期最大電力追従性能をテストすることも可能です。
自動車波形内蔵
IT-M3900Cは業界標準の自動車用電圧曲線DIN40839、ISO-16750-2、SAEJ1113-11を内蔵しているだけでなくて、LV124、ISO21848、LV123、LV148などの新エネルギー自動車試験用規格も内蔵しています。パネルから直接関連する車載電子機器の性能を取得することができ、再プログラミングやテストソフトウェアの追加購入が不要で、他の競合製品と比べて労力とコストを節約することができます。
