IT-M3900D ワイドレンジ直流安定化電源-ITECH電源/電子負荷総合メーカー

IT-M3900D ワイドレンジ直流安定化電源

IT-M3900Dシリーズは、スペースを節約するコンパクト設計の単出力プログラマブル直流電源です。CC/CV優先モードの設定により、被測定物の異なる要求に応じて優先出力モードを切り替えることができ、高精度・高速な製品特性と各種標準通信インターフェースにより、試験開発の簡素化とスピードアップを実現します。実験室、生産ライン、自動テストシステムなどでの幅広いテスト用途に適しています。

製品カタログ
映象

Operational video

Product description
製品取扱説明書
関連技術文章

製品特性

♦ コンパクトなデザイン:1U@6kW、2U@12kW

♦出力電圧範囲：10V～1500V

♦出力電流範囲：8A～1020A

♦出力電力範囲：1.7kW～12kW
♦ワイドレンジ出力機能（ズーム出力）
♦マスタースレーブ並列接続機能*1
♦CC/CV優先モード機能
♦調整可能な出力インピーダンス
♦シーケンス機能：最大200ステップ設定可
♦リモートセンシング機能
♦立上り/立下り時間設定可
♦外部USBメモリでデータ保存機能
♦保護機能：OVP/OCP/OPP/UCP/UVP/OTP
♦SCPIコマンド制御機能
♦通信I/F：USB/CAN/LAN/デジタルIO標準装備
♦オプション：GPIB or 外部アナログ制御&RS232
*1　本シリーズの2U/10Vモデルは最大8台迄並列、他の機種は最大16台まで並列接続可能です。

機能及び特徴

高密度設計、コンパクトサイズ

IT-M3900Dシリーズは、ペースを節約するコンパクトな設計で、1Uサイズで最大6kW、2Uサイズで最大12kWの出力を提供し、お客様のテストソリューションの最適化に貢献するよう設計されます。

ワイドレンジ出力

IT-M3900Dシリーズは全25機種をラインアップします。出力電圧は10V〜1500Vで、最大出力電流は1020Aです。ワイドレンジ出力設計は、従来の固定レンジ出力直流電源よりも多くの電圧と電流の組み合わせを提供します。たった1台の双方向電源で幅広いアプリケーションに対応できるため、電力システムの構築が容易になり、同時にスペースを大幅に節約できます。

CC/CV優先モード機能

CC/CV優先モードは長期テスト中のいくつかの重要な問題を解決することを支援します。特に、高速及びオーバーシュート抑制必要のアプリケーション等のテストを容易にします。高速電圧のテストの場合、CV優先モードを選択して、高速電圧立上時間を取得できます。CC優先モードを選択する場合、電流オーバーシュート抑制、CC動作条件下のDUTテストに適用できます。レーザーテスト、ICテスト、充放電テスト、自動車電子部品等の電源過渡シミュレーションなどのさまざまなアプリケーション分野で使用されます。

マスタースレーブ並列運転機能

IT-M3900Dは、利便性と汎用性を考慮し、複数台マスター・スレーブ制御モードにより、複数台の電源を並列に接続し、ハイパワーテストの要求に対応することが可能です。ITECHが特許を取得した光ファイバー並列接続技術は、従来の並列方式の速度が遅く、精度が低い問題を完全に解決できます。校正、R&Dの実験室、生産ラインおよび ATE テストのために適しています。